シーム処理…ちょっと面倒臭いな…
シーム処理しないと、どうなるの?
シーム処理が必要なテントを買った筆者が、
シーム処理をしないで、雨の中検証してきました。
今回の結論は
シーム処理は必ずしましょう。
この、当たり前の結論に至った経過をお伝えします。
- シーム処理なしのテント内の様子
- 最適なシーム処理の方法
- テント内に水が入った時の対処法
学びは沢山ありました😅
はじめに
検証するテントは、軽量ソロテントのランシャン1プロです。
このテントは、自分でシーム処理するテントですが…
シーム処理しなくても水漏れしないんじゃない!?
という興味が湧いたため検証に至りました。
検証
検証環境や内容
雨量 :2㎜〜10㎜(台風接近時)
検証時間 :5時間
テント : ランシャン1
- 縫い目の状況
- 水漏れの状況
縫い目の状況の確認方法
内側の縫い目の状況を、指で触って確認します。
フライシートの生地は、20Dのシルナイロンです。
水漏れ確認方法
- どこからの水漏れか?
- どれ位の量なのか検証します。
検証スタート
検証は約5時間実施しました。
20分経過
上部縫い目の湿りが感じられましたが、
水漏れはありません。
30分経過
3〜4ヶ所バスタブ内に水溜まり発生。
原因を調べると、フライシートの縫い目から、メッシュ生地を伝って、バスタブ内に侵入している事がわかります。
メッシュ生地が、しっかり張れていない事から、水が侵入していると考えた僕は、
テントをしっかり張り直すことにしました。
結果、水の侵入を抑える事が出来ました。
テントをしっかり張る事で、雨の侵入を防げる事を再確認しました。
▼テントを綺麗に張るには、ガイロープが重要です。
1時間経過
角一ヶ所から、水溜まりが発生しました。
20分放置すると、直径10㎝くらいの水溜まりが随時発生します。
発生場所に給水性の良いタオルをひいておきます。
2時間経過
角2ヶ所からの水漏れに増加しました。
そして、もう一ヶ所、
小物入れの下に水溜まりが発生しました。
ポケット接続している部分に、縫い目が多いのが原因かもしれません。
5時間経過
状態は変わらなかったため、
約5時間で、検証を終了することにしました。
結果
経過時間 | 内側の縫い目 | 水漏れ | その他 |
---|---|---|---|
5分 | 問題なし | なし | |
10分 | 上部湿り | なし | |
20分 | 上部湿り | なし | |
30分 | 全て湿り | メッシュのシワから数カ所 | テント張り直し |
1時間 | 全て湿り | 角1ヶ所 | タオルで対処可能 |
2時間 | 全て湿り | 角2ヶ所と小物入れの下 | タオルで対処可能 |
5時間 | 全て湿り | 角2ヶ所と小物入れの下 | タオルで対処可能 |
それなりの雨量(1時間10㎜程度)があった中、
上部の縫い目から、水が滴り落ちない事がわかったのは良い収穫でした。
また、全て吸水性の良いタオル1枚で処理する事が出来ました。
結論
シーム処理しなくても、
ある程度の、水は抑えられる
と思いました。
しかし、濡れないということは、アクティビティを楽しむ上でとても重要です。
しかも、登山テント泊で濡れることは、命に関わる問題になります。
そして、万が一水漏れした時のために、吸水性のあるタオルは持っていって損は無いと思います。
▼僕が使用したタオル
シーム処理の賢いやり方
今回の検証で、水が侵入してくるのは、下部の縫い目のみでした。
そのため、
下部の縫い目を重点的におこなった方が良い
という結論になりました。(自論)
軽量化を目指している人は下手に全部やる必要は無いと思いました。
まとめ
- シーム処理しないと、30分程度で水が侵入する。
- シーム処理は絶対行う。
- 全部の縫い目をシーム処理する必要はない。(自己責任)
- 水漏れ対策に、吸水性のあるタオルは有効
今回の検証はあくまで、僕の持っているテントの場合です。
シーム処理する範囲はあくまで自己責任でお願いします。
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