フィルパワーてなに?
暖かさの目安は?
この記事は、あなたのそんな悩みを解決します。
- FP(フィルパワー)の暖かさ
- ダウン量の目安
- 暖かさの計算方法
この記事を読み終わるころには、あなたが買うべきFP(フィルパワー)が分かります。
結論:FP(フィルパワー)× ダウン量で暖かさが決まる
1000FPを買えば、間違いないよね?
そう思っている方、注意してください!
暖かさ=FP(フィルパワー)× ダウン量
で決まります。
ダウン量も大事なのです!
計算方法など詳しく解説していきます。
FP(フィルパワー):数値が高いほど膨らむ
FP(フィルパワー)とは?
FP(フィルパワー)とは、ダウンの膨らむ力を数値化したものです。
フィルパワー(Fill Power)とは
羽毛30g当たりのふくらみ度合いを円錐の筒で示します。「800フィルパワー」とは30gの羽毛が800立方インチの体積にふくらんでいることを表しています。
かさ高性(フィルパワー) | 業務案内 | 一般財団法人日本繊維製品品質技術センター
羽毛布団は300FP~450FPらしいから、800FPはがどれだけすごいかわかるね…
FP(フィルパワー)の数値の目安
FP(フィルパワー)が高いほど、膨らみやすいということは……
膨らみやすい=軽くて暖かい
ということです。
軽さを求める人は、数値が高いFP(フィルパワー)を購入しましょう。
フィルパワーの使用用途の目安
FP | 使用用途の目安 |
---|---|
500FP以下 | 街着 |
600〜700FP | 春〜秋テント泊登山 |
800FP以上 | 冬テント泊登山 |
冬登山には800FP以上を推奨します!
オススメは900FP
550FP→800FPは保温力30%上昇
800FP→900FPは保温力40%上昇
900FP→1000FPは保温力10%上昇
比べてみると、900FPが一番お得感があるFPと言えます。
コスパがいいのは900FPね!
ダウン量について:結構重要です。
ダウン量とは?
ダウン量とは、ダウンやフェザーが入っている数量(g)です。
ダウンの量が多いほど暖くなります。
注意していただきたいのは、その商品の重量ではなく、どれくらいダウンが入っているか、です。
実はダウン量を公表してないことが多いです……
ダウン量の目安
▼ダウン量の目安です。
ダウン量 | 使用用途の目安 |
---|---|
80g以下 | 街着 |
80g〜150g | 春秋の雪山 |
150g〜250g | 冬山 |
300g以上 | 極地用 |
モンベルはダウン量を公開していないので注意!
暖かさの計算方法:参考程度に
上記表を参考に下記のとおりFPの暖かさを数値化しました。
- 550FP=1
- 800FP=1.3
- 900FP=1.7
- 1000FP=1.8
ダウン量 × FPの数値 = 暖かさ
なんとなくでも参考になれば…
問題
①「800FPで150gのダウン量」
②「900FPで100gのダウン量」
暖かいのはどっち? ここをクリックで正解がわかります。
正解は①です。
計算方法
① 150g × 1.3 (800FP) = 195(暖かさ)
② 100g × 1.8 (900FP)= 180(暖かさ)
※シェルやキルト、ダウンの種類等、完全に暖かさを数値化するのは難しいため、参考程度にお考えください。
参考程度で、お考えください!
まとめ:登山する人は、FP(フィルパワー)を重視せよ!
FP(フィルパワー)は登山する人にとって重要です。
フィルパワーが高ければ、重さに対して暖かいので総じて安全に登山をすることが出来ます。
ダウンは保管方法をしっかりすれば長持ちする製品だと思いますので、妥協して買わない事をオススメします。
近年、ダウンに変わる化学繊維の発達も著しいですが、まだダウンの性能に及ばないのが現状です。
自分の行く登山を想像しながら納得いく形で、シュラフやジャケットなどを買っていただければ幸いです。
▼軽量ダウンジャケットの暖かさランキングをまとめました。
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